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処方箋は紙からデータの時代へ。
2023年1月26日、電子処方箋の運用がスタートします。2022/12/27

注目ニュース 処方箋は紙からデータの時代へ。いま話題の、電子処方箋って何? 2023年1月開始

電子処方箋とは?

電子処方箋とは、これまで紙で発行されていた処方箋を文字通り電子化(デジタルデータ化)したものです。電子処方箋を利用すれば、患者さまは紙の処方箋を受け取る必要がなくなります。お薬のご用意に必要なデータは管理サービスに保管され、患者さまの同意のもと、薬局で取得されます。電子処方箋がオンラインで連携されることで患者さまは、よりスムーズかつ安全に薬物治療を受けることができます。

メリット① 病院・薬局間の情報共有が促進され、より良い医療につながります。

管理サービスを介して、病院と薬局がつながり、円滑なコミュニケーションが可能になります。患者さまが複数の医療機関をご利用の場合でも、処方されたお薬の情報を正確かつ素早く把握し、飲み合わせなどを薬剤師が確認できるため、安全性の向上につながります。

メリット② お薬代の負担軽減や、待ち時間の短縮につながる可能性があります。

医療機関同士の情報提供がスムーズになることで、患者さまが複数の病院を受診した際に、同様な効能を持つお薬の処方を防ぐことができます。患者さまにとって不要なお薬の受け取りを避けることで、お薬代の負担軽減へつながる可能性があります。

また、薬局スタッフによる処方箋内容のシステム入力作業が不要になるため、患者さまの待ち時間短縮につながると共に、薬剤師がより丁寧な患者さま対応に注力できるようになります。

メリット③ オンライン診療・オンライン服薬指導が便利に

ご自宅などで、オンラインでの医師の診療、薬剤師の服薬指導を受ける際に、紙のやり取りが不要になります。全てオンラインで完結できるので、オンライン診療・オンライン服薬指導が利用しやすくなります。

これ以外にも、処方箋の偽造・不正防止や、処方箋の保管管理の簡便化など、医療機関にとってもメリットがあります。

よくあるご質問

Q:どのように利用するの?

A:保険証として利用できるマイナンバーカードをお持ちの方は、薬局のカードリーダーを介して電子処方箋のデータを薬局に提出することができます。お持ちでない方は、病院・クリニックで発行される引換番号をご提示ください。
マイナンバーカードの保険証利用については、こちらの記事をご覧ください。

Q:紙の処方箋はなくなってしまう?

A:当面は従来通りの方法と並行して運用されます。

Q:セキュリティは大丈夫なの?

A:電子処方箋管理サービスは、社会保険診療報酬支払基金と国民健康保険中央会が共同運営しています。外部のインターネット回線からは分離した、あらかじめ許可された医療機関・薬局のみがアクセスできる仕組みですので、ご安心ください。

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