クオール株式会社

調剤過誤対策

クオールの約束

薬局をご利用頂く患者さまに「正しくお薬を渡す」こと。それが調剤薬局として最も優先すべきことだと考えています。そのため、クオールでは「誤ってお薬を渡す」ことの発生をゼロにする教育・環境の整備に最大限の努力をし続けています。

誤ってお薬を渡すことを、私たちは「調剤過誤」と呼び、その防止策には以下の3つの考えを基本としています。

クオールの調剤過誤に対する3つの考え

  1. 01
    常に調剤過誤を発生させない調剤システムの構築に全力で取り組みます。
  2. 02
    常に調剤過誤を発生させない教育システムの構築に全力で取り組みます。
  3. 03
    常に調剤過誤を発生させない環境整備に全力で取り組みます。

その具体的な行動の1つとして、現在クオール薬局では「クオールの約束」運動を行っています。

それは、調剤過誤が発生する主要因である「うっかり」をゼロにするための、日常的な努力の行動宣言です

クオールの約束は5つの宣言から構成されています

1.常に整理整頓を心がけます

調剤室のどこに何があるか解らない状況では、あわててしまい、調剤過誤の原因となります。薬局のメンバーが常に、どこに何があるということがわかっていることが大切だと考えました。クオール薬局は、調剤室や待合室の整理整頓を通して、調剤過誤の防止と患者さまに心地よく利用していただく薬局づくりを約束します。

2.患者さまの履歴を確認します

あたりまえのことを、あたりまえに。いくつものチェック体制とスタッフの心構えが基本となります。

患者さまが今まで服用してきた薬、またそれらを服用したときの体の状態、アレルギー歴、副作用歴、他の病院で服用している薬、いつも服用している常備薬、食生活の状態、年齢、体重、その他様々なことを確認しておくことが、新しいお薬が処方されたときにそのお薬が患者さまに合うかどうか、量は適正かなどを判断するときに役立ちます。クオール薬局では、患者さま一人ひとりの履歴をしっかりと確認することを約束します。

3.声を出して確認します

お薬を集めるときも、お薬を確認するときも、処方せんを声に出して読んだり、お薬の名前を声に出して読んだりすることが、初期段階のミスの防止に役立ちます。 クオール薬局では、声を掛け合って初期段階のミスを防止することを約束します。

4.もう一度、確認をします

ひとりの薬剤師が全てを行うのではなく、調剤をし終えたお薬をもう一度他の薬剤師に確認してもらいます。クオール薬局では、複数の薬剤師によるチェックにより調剤過誤の防止を約束します。

薬剤師がひとりで調剤・鑑査を行う場合では、調剤過誤防止機器の使用を徹底するとともに、時間をおいて鑑査をするなどして、調剤過誤防止に努めます。

5.患者さまと一緒に確認します

処方せんを確認し、患者さまにお薬と処方せんを見てもらいながら確認することが、とても大切だと考えます。 それにより患者さまが服用されるお薬への理解を深めることに繋がり、さらに患者さまと薬剤師がお薬について、その日の患者さまの体調やお薬の履歴についてコミュニケーションをすることで、調剤過誤の可能性を未然に防止することができます。 クオール薬局では、患者さまと共にお薬を確認することを約束します。

システムを活用した調剤過誤防止対策

お薬の棚にすべてバーコードを付け、医薬品を取り出す時にハンディターミナルでバーコードを読み取り、処方箋のデータと実際に取り出した医薬品が合っているかを照合するシステムです。万が一、取り間違えがあった場合は警報音と振動で知らせてくれます。

クオール薬局ならではの調剤過誤対策

クオール薬局では、システムの活用だけでなく医薬品の棚に視覚に訴えかける工夫をして、注意喚起を促すラベルを貼っています。お薬の取り間違いでいちばん多いのが同じ種類の規格間違いと似た名前の医薬品です。規格の取り違えを防ぐため、色ラベルを貼りお薬をピッキングするときに注意喚起します。また、ラベルも大きいものにし、調剤時にわざと手に触れるようにし、注意を促す工夫もしています。過去のインシデント事例などを参考にして、間違えやすい医薬品には目立つ注意ラベルを貼り、過誤防止に努めています。